ママアクセサリーの素材とお手入れ

肌に直接触れるアクセサリーは見た目以上に汚れやすいものですが、お使い頂く際のちょっとした注意や、日々の簡単なお手入れをプラスするだけで、綺麗な輝きを長く楽しんでいただけるコツがあります。
このページでは、ご自宅にあるもので手軽にできるアクセサリーのお手入れ方法や、SONRISAのアクセサリーで使用している素材別の特徴やお手入れをご紹介します。


くすみ・変色の原因

アクセサリーは肌に直接触れることが多く、皮脂や汗、ファンデーション等の汚れが表面に付着しがちです。
その他にも、ピアスにヘアスプレーがかかったり、ハンドクリームがブレスレットやリングに付着したりするケースなどもあり、それらの汚れが着いたまま保存されますとくすみや錆びの原因になります。
また、シルバーアクセサリーは空気中の硫化物に銀が反応し黒ずみの原因となるため、定期的なお手入れが必要な素材です。

日頃のお手入れ ーしまう前に拭く習慣を

上記のように、アクセサリーのくすみや変色の原因となる皮脂や汗、化粧品の汚れは、その日のうちに柔らかい布で優しく拭くだけでもかなりの予防となります。
アクセサリーを身に着けたら、ジュエリーボックスにしまう前にメガネクロスなどの柔らかい布で優しく拭いてみてください。驚くほど変色を防ぐ事ができます。

アクセサリーの洗浄について

夏の汗をかきやすい時期や、少し色がくすんできたかな・・・?と思った時には、布で拭いただけでは落ちない汚れが蓄積している可能性があるので、次にご紹介する方法で水洗いしてみてください。
※真珠や珊瑚、ターコイズやオパール、ムーンストーンなどは水に弱いため、石の部分の洗浄はお控えください。

1.基本的な洗い方

ぬるま湯に中性洗剤(台所用洗剤など。石鹸は使用しないで下さい)を溶かして、その中にアクセサリーを入れて丁寧に洗います。
汚れが落ちたらやわらかい布で丁寧に水分を拭き取り、冷風か自然乾燥でよく乾かします。

2.くすみや変色が強い場合の洗い方


汚れが付着したまま長く保存していたような場合、14KGFの金具でもくすんだり変色してしまう事があります。
その場合は、上記の中性洗剤に重曹を混ぜてペースト状にし、ゆっくり丁寧にこすり洗いしてみて下さい。
中性洗剤だけでは落ちきらなかったくすみや変色も綺麗になり、すっきりと輝きを取り戻す場合があります。
この重曹ペーストでの洗浄は、Silver925のアクセサリーにも使えますので、くすみが気になったら是非早めの段階でお試しくださいね。

3.シルバーの洗浄

Silver925のアクセサリーは、使っていない間にも空気中の硫化物に銀が反応して黒ずんでしまう事があります。
シルバーポリッシュクロスなどをお使い頂くと簡単に綺麗になりますが、目の細かいチェーンなどは間のくすみが取れない事も。そんな時には、この方法を試してみて下さい。

容器に少しぐしゃっとさせたアルミホイルを敷き、スプーン一杯の重曹と200mlの熱湯を入れて混ぜ、そこにアクセサリーを入れてしばらく置いておいて下さい。驚くほどピカピカに綺麗になりますよ。
※ただし、この方法はアンティークシルバー加工されているものの洗浄はおやめ下さい。加工がなくなってしまう場合があります。

その他

天然石の穴の中に付着してしまった頑固な黒い汚れは、なかなか洗剤だけでは落とす事ができません。
超音波洗浄機を使うと落ちる事がありますが、水や振動に弱く破損の可能性がある天然石がありますので充分ご注意下さい。

エメラルド、オパール、ペリドット、ムーンストーン、トパーズ、ターコイズ、マラカイト、真珠などはお勧めできません。


ゴールドフィルド製品に、シルバージュエリー専用のお手入れ用品を使用しないでください。
また、布や革を使った製品を水や洗浄液に漬けたりすることはできません。

次は、SONRISAで扱っているアクセサリーの素材についてお伝えします。

14KGF(ゴールドフィルド)

ゴールドフィルド(Gold Filled)は、総重量の1/20以上が金合金(14金・12金など)の素材で、金張りとも呼ばれます。
金メッキ(ゴールドプレイテッド)と違ってゴールドの層が厚いため、長期のご使用でも表面の金がはげてくる心配はほとんどありません。

リーズナブルに本金の高級感を楽しめる素材として欧米ではポピュラーな素材であり、また金属アレルギーの方でも比較的症状がでにくいと言われています。

※ 18金やチタン、樹脂のようにアレルギー対応というわけではなく全ての方にアレルギーが起こらないとは言えませんが、ニッケルフリーのため比較的アレルギーが起こりにくく安心してご使用いただけます。


14KGF(ゴールドフィルド)のお手入れ方法

14KGFは比較的変色しにくい素材ですが、汗や化粧品の成分に反応して表面が汚れて変色してくることがあります。 きれいなゴールドを保つためには、上記でご説明した様にご使用後に柔らかい布で表面の汗や汚れを拭き取り、ジップ付きの袋などに入れて保管していただけると美しい輝きを長く保つことができます。
また14KGFの場合、18金や14金と同様に経年的に変色した場合は、ゴールド用のクリーナーをご使用いただくと簡単にお手入れができます。
※あまり黒ずみがひどいと元の輝きを取り戻せない場合がありますので、出来るだけお早めにお手入れしてあげて下さい。

※研磨剤使用の金属用磨きクロスはご使用にならないでくださ。表面のゴールドの層を削ってしまいます。

ゴールドフィルドやシルバー925(SV925)の両方に使える、セーム革(※)やジュエリーワイプスなどがあります。
※セーム革とは鹿の皮をなめしたもので、表面の繊維がとても細かいため傷を付けることなくアクセサリーを磨くことができます。
セーム革は、アマゾン、楽天など大型オンライン通販サイトで購入可能です。

Silver925(スターリングシルバー)

スターリングシルバーとは、シルバー(純銀)の含有率が92.5%以上、割り金7.5%未満の割合で鋳造された銀合金を意味します。
純銀は大変柔らかく加工や形状維持が難しいため、 アクセサリーに耐えうる強度を確保するために、7.5%の他の金属を混ぜて加工しやすくする目的で鋳造されています。
ゴールドフィルドと同様、金属アレルギーの方にも比較的安心してお使い頂ける素材です。

シルバー925のお手入れ方法

シルバー925は、ゴールドやプラチナと違って、空気中にあるわずかな硫黄分に反応して黒く変色(硫化)してしまうため、長くご愛用いただくために変色のお手入れを欠かすことができません。
基本的なお手入れはゴールドフィルドと同様で問題ありませんが、シルバー専用の布やクリーナーをお使いいただくことができます。
また、上記のお手入れ方でご紹介した重曹とアルミ箔と熱湯によるメンテナンスの他、炭酸水などにつけていただいても簡単に綺麗にすることができます。

ヴェルメイユ

シルバー925にゴールドをメッキした素材のことを指し、西洋骨董、特にフレンチアンティークでよく使われてきた技法です。
シルバーのずっしりとしたボリューム感とゴールド独特の華やかさの 両方を生かすため、高価な装飾品に用いられました。
シルバーとゴールドをたっぷり使って作られているので、重厚感があり、アクセサリーに上品さをプラスしてくれます。

ヴェルメイユのお手入れ方法

ヴェルメイユのお手入れは、基本的にゴールドフィルドのお手入れと同様で問題ありません。
ただし、超音波洗浄器などで洗浄した場合、ゴールドのメッキが剥がれてベースの素材であるシルバーがでてきてしまう可能性がありますので、充分ご注意下さい。

天然石について

天然石のグレードを表すAAAなどの基準は販売業者ごとの独自の判断によるもので明確なものではありませんが、SONRISAでは高品質な天然石を取り扱っているインド人の宝石商より、品質の高い石を直接仕入れております。

ただ、天然石は形状や色味が同じものというのがなく、石によってはインクルージョン(内包物)やひび(クラック)、欠けが入ったものもあり、また大きさや形、色についても少しずつ表情が違います。

各商品をご紹介する際にはできるだけ実物に近い写真の掲載と説明を記載するよう心がけておりますが、お使いのPCモニター・ディスプレイによって商品の色味や質感などの見え方が異なる場合があったり、各石の個体差により、実際の商品とは色合いや模様等に多少違いが出る事は天然石の特徴としてご理解いただけますようお願い致します。

コットンパールについて

コットンパールとは綿を圧縮して作られた綿球体にパール加工が施された模造真珠です。
「アンティークな色合い」「セミマットな質感」のパール塗装が施されており、本物のヴィンテージビーズのような独特の風合いと色合いが魅力です。
またコットンパールはその名のとおり「綿」でできているため驚くほど軽く、その軽さを生かした、ボリューム感のあるデザインの ネックレスやピアスのパーツとして定評があります。
コットンパールはその製法の特性上、いびつな形や不揃いのモノもありますが、個性としてお楽しみください。